ボツワナはどんな国? JICA派遣隊員が見た国の実態
ボツワナと聞いて、どんな国でどこにあるのかパッと思いつく人は少ないのではないでしょうか。
ボツワナはどんな国?
ボツワナは南部アフリカに位置する内陸国で、国土面積は日本の1.5倍、人口は約230万人(2024年11月現在)です。
周辺国に比べると、比較的治安が良いと言われています。
ダイヤモンドを基幹産業とし国内の数カ所に鉱山があるため、国自体は潤っており高中所得国です。
ただ窃盗等は日常的に発生しており、特に外国人は注意しなければいけません。
JICAの派遣隊員として現地に滞在したことのある筆者も、背負っていたバックパックを開けられるといった窃盗未遂に一度遭いました。
現地の人でも人混みは注意し、夜に出歩くことは避けています。
そんなボツワナでよく見かける光景は、日常生活の中に野生動物が共存していること。
牛、山羊、猿、イボ猪は人と同じ生活をしているかのように道路や大学構内、グラウンドにも遊びに来ます。
牛と山羊は放し飼いをしているため、バス停で休んでいたり、夜に道路脇で寝ていたりしています。
ハブとマングースで有名なマングースが倉庫の下に家族で暮らしているのを見かけたこともありました。
国立公園があるサファリで有名な観光地の北部に行けば、道路を横断している象やキリンに会うことも珍しくないのです。
その理由は、動物は基本的に国立公園や保護区の中で生活していますが、柵で囲われている訳ではないためです。
国立公園エリア内には、高速道路が走っていたりします。
その為、運転中は常に動物に注意して走行しなければいけません。
道路標識も同じで、動物出没注意の標識に象やカバが使われています。
知らない土地を旅する時は、珍しい道路標識等を探してみるのもいいかもしれません。