「客を馬鹿にしている」 中国の水族館で展示されていたジンベエザメの秘密
中国のある水族館が今、大変な批判に晒されています。
中国の水族館で展示されていたジンベエザメの秘密
NEW YORK POSTによると、広東省・深圳市(しんせんし)にある水族館「深圳小梅沙海洋世界」は2024年10月1日、5年間の改修工事を経てリニューアルオープンしました。
同館は大型連休である国慶節に合わせてプレオープンし、初日に約1万5,000人、連休の7日間で約10万人が来場し、大混雑となったそうです。
入場料は40ドル(日本円にして約6,100円)。
魚や貝類などの生き物を約200種類展示しており、目玉となっていたのがジンベエザメでした。
多くの人たちがジンベエザメの水槽前に集まるなか、その動きや泳ぎ方に違和感を覚えた来場客からの指摘が殺到。
なんとそれはジンベエザメのロボットだったことが判明したのです。
CNAがYouTubeで公開した動画からは、胴体が明らかに機械的でぎこちなく泳ぐ様子が確認できます。
同メディアによると、ジンベエザメの取引が禁止されている同国では水族館での展示も禁止されているといいます。
同館の担当者は「来場客を騙すためではなく、法律を厳守するために数百万元をかけて制作した」と明かしました。
訪れた客からは「施設は狭いうえ、ジンベエザメが偽物だったなんて」「期待でいっぱいだったのに裏切られた気分だ」といった不満が噴出し、返金を求める声も寄せられたといいます。
この一件に対し、世間からは「また中国だ」「客をバカにしている」「世界初のロボットジンベエザメとして告知すればよかったのに」「生き物を狭い場所で飼育するよりマシだ」「高い入場料払って偽物を見たくない」など、様々な声があがっています。