商売繁盛でお馴染みの「招き猫」、その前は何の縁起物だった?
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招き猫は何の縁起物だった?
招き猫というと、今でもあちこちのお店に置いてある、ちょっとレトロなもの。
世田谷区の豪徳寺の境内には多くの招き猫が並んでいて、これを目当てにお寺を訪れる外国人も大勢います。
招き猫は今では商売繁盛の縁起物として知られていますが、実はその昔は商売ではなく、別の縁起物でした。
そこで問題です。招き猫は商売の縁起物になる前は何の縁起物だったでしょうか?
答えは養蚕です。
養蚕業が盛んだった頃、蚕や蚕の餌を食べてしまうネズミは養蚕農家の大敵。
このため、猫はネズミを退治する動物として養蚕農家に飼われていました。
そんな理由から、養蚕の縁起物としてネコの形の置物が作られるように。
養蚕が衰退するにつれて、招き猫は商売繁盛の縁起物となったのです。