マンションの外装作業をしていた従業員のロープ 住民が切断を試みる

画像はイメージ(Flicker/ Francisco Anzola

腹が立った時、八つ当たりしたくなる衝動は誰にでもあるものです。しかし行き過ぎた行動は、他人の命を危険にさらす可能性があります。

【動画】マンションで作業していた従業員のロープを切断しようとした住民

中国の安徽省合肥市(あんきしょう・ごうひし)で、マンションの外装作業をしていた作業員の安全ロープを住民が切断しようとする事件が発生しました。

マンションの外装作業員のロープを切断しようとした住民

シンガポールメディア「MSNEWS」などによると、事件は女性作業員が12階部分の外壁補修作業を行っていた際に発生しました。

作業員の作業中、屋上に固定されていた安全ロープを誰かが切ろうとしているのを発見。

即座に大声で止めるよう忠告しましたが、相手が行為を止める気配がなかったため、警察に通報しました。

捜査の結果、犯人は同じビルの9階に住む68歳の王容疑者であることが判明しています。

王容疑者は以前の補修工事で自宅の窓の外のステンレス枠が汚されたことに不満を抱いていました。

そこで今回の作業を知り、犯行に及んだと言います。

幸いにも途中で制止されたため、ロープは完全に切断されることはなく、作業員にけがはありませんでした。

警察は立件して詳しい捜査を進めています。

この事件には「もし命にかかわったらどうするんだろう」などの反応が寄せられていました。

Text by 本間才子