「うちの旦那さんは、こげな人じゃなか」 肖像画の西郷隆盛、実は本人ではない可能性
雑学は知らなくても全然困らないような情報でも、知っていればお友達から一目おかれること間違いなし。
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西郷隆盛の肖像画の人物は誰?
約260年続いた徳川幕府を倒し、明治政府の成立に貢献した人物の一人である西郷隆盛は、日本人なら誰でも知っている超有名人。
上野公園にある西郷隆盛像は上野のシンボルとして愛されています。
肖像画なら、イタリア人の画家キヨッソーネが描いたものが最も有名です。
一方、西郷隆盛の写真はなんと1枚も現存していません。
生前、西郷隆盛は自分の写真や肖像画を世に残すことを好んでいませんでした。
上野の西郷隆盛像の除幕式に臨席した未亡人イトさんは、像をみて「うちの旦那さんは、こげな人じゃなか」とつぶやいていたと言います。
それでは、西郷さんと聞いて誰でも思い浮かべる濃い眉毛と大きな目、大きな体はいったい誰の姿なのでしょうか。
肖像画を描いた画家キヨッソーネは西郷さんに一度も会った事はなく、顔の上半分を弟の西郷従道をモデルに、下半分を従兄弟の大山巌をモデルにした、という説があります。
上野の像はキヨッソーネの描いた肖像画をもとに製作されたそうですから、どちらも西郷さん本人の顔ではなく、2人の人物を合わせた顔なのですね。
こんなに有名な西郷隆盛ですが、その顔は今でも謎とされているのです。