小人症でイジメられていた男性 親が動画した動画に「生きていれば絶対に良い事がある」
2020年2月、1本の悲痛な動画が世界に拡散されました。
それは当時9歳だったクエーデン・ベイルズくんが、学校でイジメを受け「もう死にたい」と泣きじゃくっているものでした。
イジメを受けていた男性に起きた奇跡
cnaによると動画を公開した母親のヤラカさんは、小人症を持って生まれた彼が、学校や公の場でイジメを受ける様子を日々目の当りにしていたそうです。
そのなかでヤラカさんは「公開するか迷ったけれど、これがイジメられた側の実態であることをみんなに知って欲しい」と涙ながらに説明。
「こうして子供たちは自殺という道を選んでしまう。だから子供や家族、友人たちにイジメがもたらす影響を教育してください」と訴えました。
この動画は瞬く間に拡散され、次第に著名人の目にも留まるように。
ハリウッド俳優のヒュー・ジャックマンさんは「クエーデン、君は君が思っている以上に強いんだ。何があろうと、僕は君の友達だよ」とメッセージを送り、世間にイジメを止め、周りの人たちに親切にするよう伝えました。
さらに映画監督のジョージ・ミラーさんは、なんとクエーデンくんを自身の作品に起用することをオファー。
2022年に公開された映画「アラビアンナイト 三千年の願い」のほか、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の続編「フュリオサ」への出演が叶ったのです。
彼のInstagramには、クリス・ヘムズワースさんやアーニャ・テイラー=ジョイさんとともに撮影した写真が投稿されています。
クエーデンくんの話題に、世間からは「俳優デビューおめでとう!」「生きていれば絶対に良い事があるからね」「ブラジルから大きなハグを」「これからも意地悪な人たちに負けないで」「すごくかっこいいよ!」など、多くの励ましや称賛が寄せられているようです。