「9.11」が起きたあの日 骨髄バンクが明かしたエピソードに「知らなかった」
2001年9月11日にアメリカ・ニューヨークなどで発生した同時多発テロ事件。
飛行機がワールドトレードセンターに突っ込み、崩壊していく映像は世間に大きな衝撃を与え、震撼させました。
あれから23年が経過するなか、日本骨髄バンクがX(旧・ツイッター)で明かした内容が話題を呼んでいます。
骨髄バンクが明かした9.11の出来事
事件発生当時、日本にはアメリカからの骨髄液の提供を待つ患者が3人いたそうです。
ところがこの事件が起こったことで、アメリカ国内全ての空港が閉鎖しました。
さらに運が悪いことに、患者たちは移植準備のために自身の造血機能をいったん破壊する前処置を終えていたのです。
骨髄液が一刻も早く患者の元に届かなければ、命を落とす可能性もあるかなり危険な状況でした。
そこで日本骨髄バンクは、特別チャーター便を利用して緊急輸送を行いました。
16日未明までに無事、患者全員に骨髄液を移植することに成功したそうです。
チャーター便には13万5,000ドル(約1,600万円)もの莫大な費用がかかりましたが、輸送が完了した後で、日本骨髄バンクは募金の呼びかけを開始。
すると、約2ヶ月で目標金額の1,600万円を超える2,000万円もの募金が集まりました。
またこの輸送のために、アメリカのドナーの方や全米骨髄バンクなどをはじめとする、多くの人たちからの協力があったことも明かしています。
この感動的な秘話に、世間からは「世界は人々の善意で回っていると願いたい」「私たちが知らなかった重要な出来事と提供してくれてありがとう」「日本でも、もう少し負担なく提供され優遇されてほしい」といったコメントが寄せられました。
ドナーになることは難しくても、募金なら簡単にできるもの。
それによって誰かの助けになるのであれば、例え小さな額でも行いたいですね。
出典:@JMDP1789