海外でパスポートを紛失した日本人 その後の出来事に「本当に信じられない」
もしも、海外旅中にパスポートを無くしてしまったら……。
考えただけでもゾッとしますよね。
「まず連絡するのは現地の警察?大使館?」とパニックになってしまいそうです。
そんな大混乱の中でも、思いがけない方法でパスポートを見つけたという日本人がいました。
パスポートを海外で紛失した日本人
マレーシアの人気観光地、コタキナバルでパスポートを紛失したのは、どこにでも行くドスコイさん(@nihongode_dozo)。
世界中を旅しながら、その様子をYouTubeに投稿しています。
ドスコイさんは2024年8月14日12時頃にコタキナバルのホテルに到着するも、チェックインは14時からだと言われ、とりあえずパスポートだけ先に見せることに。
その後、チェックインの時間まで近くの街を1時間ほど観光しました。
もう少し離れた場所まで行こうとした時、ふとリュックのポケットを触るとパスポートが無くなっていることに気づきました。
そこで、1時間の間に訪れたショッピングモールに戻り、落し物の問い合わせをするも収穫は無し。
「ホテルでチェックインの手続きをしたときにパスポート見せてそのまま返してもらってないんじゃないか」と思い、ホテルに問い合わせるも「返した」との返答でした。
「もう自力じゃ見つけられない」と悟ったドスコイさんはすぐさまタクシーで日本領事館へ向かうも、閉館時間の16時を過ぎていたため受け付けて貰えませんでした。
その夜、ドスコイさんは日中の出来事を自身のYouTubeチャンネルで生配信。
すると、視聴者から「パスポートをなくした場合はまず現地の警察に行ってポリスレポートを貰わないといけない」というコメントが来ました。
ポリスレポートとは、海外の被害届のことです。
これを見たドスコイさんは翌日近くの警察に行こうと決め、配信を終えました。
その後「パスポートを無くした」という自身のXのポストに、気になるリプが寄せられていたのです。
投稿主は自身が旅行でコタキナバルに来ている日本人であり、街を散策している際に現地の警備員から「日本人のパスポートを預かっているが、この人を知らないか」と声をかけられたのだと説明しました。
突然の展開に困惑しつつも、DMで話を聞くと声をかけられた場所が翌日行く予定だった警察署の近くだと判明。
翌日、半信半疑ながらもリプライで教えてもらった場所に行くと、早朝だからか路上には誰もおらず、やはり警察署に行くことに。
ポリスレポートを作成した後、念の為にともう一度教えてもらった地点に戻りました。
すると今回は警察の人がイスに座って談笑していたので事情を説明すると、確認の電話をしてくれました。
すぐに警察車両が到着し、届けられたのがなんと無くしたはずのパスポート。
昨日、ポケットからものを出す際にポロッと落としてしまい、警察署に届けられていました。
海外での落し物が、SNSを見た日本人による手助けで見つかるなんて、にわかには信じ難い話ですよね。
いくつもの幸運が重なって起こったこのイレギュラーな出来事にドスコイさん自身もテンションが上がり、最後は警察官と記念撮影までしたそうです。
旅行先で落し物をした際にはパニックにならないよう注意し、落ち着いて情報を収集すると案外早く見つかるかもしれません。