夫だけ席の移動を求められた夫妻 激怒し自ら降機
航空機の座席トラブルは珍しくないものの、有名人が関わるとその影響は一層大きくなることがあります。
ファーストクラスに搭乗していたセレブが、エコノミークラスに移動するよう求められ、自ら降機するという出来事がありました。
エコノミークラスに移動を求められた乗客が降機
アメリカン航空のファーストクラスに搭乗していたのは、ラッパーのJuvenile(ジュヴィナイル)さん。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて人気を博したアメリカのヒップホップアーティストで、1998年のアルバム『400 Degreez』に収録されている「Back That Azz Up」が最も有名です。
ジュヴィナイルさんが妻と隣合わせの座席に座ると、客室乗務員から席を移動するように求められました。
妻の「どの席に移動?」との問いに、乗務員は「エコノミーです」と回答。
しかも移動するのは2人ではなく、「ジュヴィナイルさんだけ」だというのです。
乗務員は「残り1席のみというコンピュータの指示に従っているだけです」と説明しました。
了解を得ようとする乗務員に対し、ジュヴィナイルさんはそれを拒否。
さらに、「飛行機の中で、全ての乗客のなかから、セレブの私を選ぶわけ?これは問題になるからね」と強い口調で話しました。
「こんなことは今まで一度も経験したことがない」と言うとジュヴィナイルさんは、荷物をまとめて自ら降機しました。
この様子を、ジュヴィナイルさんはInstagramでライブ配信。
また別の動画では、過去のフライト履歴を表示し、全てファーストクラスで搭乗していたことを明らかにしています。
「どれだけ先方にお金を使ったと思ってるんだ。アメリカン航空は」と激怒するジュヴィナイルさん。
「バカにされた気分だ」と憤慨していました。
この出来事に対しネットでは、ジュヴィナイルさんの妻の毅然とした態度に「すばらしい奥さん」というコメントが多数。
「彼は上手く対処したよね」という賞賛も寄せられていました。
自身の尊厳を守るために速やかに降機する姿が、セレブとしてのステータスをうかがわせますね。