オーバーツーリズムに悩まされているスペイン 地元住民が行った迷惑行為
オーバーツーリズムが社会問題となっているスペイン。
増える観光客に反抗する地元住民が横断歩道を占拠し、約20分間道路が通行止めになる出来事が起きました。
横断歩道を邪魔する歩行者
美しい海岸線と自然景観で知られる、観光地のガリシア。
道路に長い渋滞の列ができており、その手前にある横断歩道では多くの人が行ったり来たりしていたのです。
横断歩道を渡っているのは、オーバーツーリズムに反対する地元住民。
約80人の地元住民が約20分間にわたり横断歩道を往来し、観光客の流入に抗議するため車両の通行を阻止していたのでした。
渋滞に巻き込まれた車の中には、別の通路を探すためにUターンする車両もありました。
「The Telegraph」によれば、ガリシアでは年間訪問者総数の約30%を外国人が占めているとのこと。
日本でも近年、オーバーツーリズムが問題視されています。
経済効果もありますが、持続可能な観光と地元住民が迷惑を被らない共存が求められそうです。