29時間のフライト中、終始泣き叫んでいた赤ちゃん ストレスで乗客のまぶたが痙攣

画像はイメージ(Flicker/ Noriko YAMAMOTO

小さな子供を連れて公共交通機関を利用する際、「騒ぐのではないかと不安になる」という保護者の心配の声をよく耳にします。

【動画】29時間のフライト中、鳴り響いていた赤ちゃんの泣き声

このたび、ニュージーランド出身でミュージシャンのバル・ブリガダさんが投稿したTikTokの動画が、多くの人たちから注目を集めました。

機内で叫び続けていた子供

ある日、ニュージーランドからドイツ・ベルリン行きの飛行機に搭乗したバルさん。

長距離フライトのため、機内で過ごした時間はなんと29時間にも及んだといいます。

大勢の乗客が疲労を感じるなか、さらなる悲劇が襲います。

近くに座っていた赤ちゃんが、29時間もの間ずっと泣き叫び続けていたのです。

動画にも、終始パニック状態の赤ちゃんの音声が録音されています。

乗客は皆、あまり休まらなかったことでしょう。

また気になるのは、バルさんの左まぶたがピクピクと痙攣していること。

他の動画に映っている彼を確認すると、普段はその症状が見られないことから、泣き声によるストレスが原因だったようです。

もちろん、普段と違う場所や状況に不安を感じ、泣き続けてしまった赤ちゃんに罪はありません。

しかし世間の人たちからは、長距離移動を伴う子連れ旅行の是非について議論が巻き起こりました。

「見ているだけで頭がおかしくなりそう」「私だったら文句を言う」「赤ちゃんが泣くのは仕方ない。この責任は親にある」「29時間はさすがにない」など、多くの非難の声があがりました。

また「どの航空会社も機内を仕切って、子連れゾーンを作るべき」「少し高くてもいいから、大人だけのフライトを導入してほしい」との要望も寄せられています。

なおトルコ・オランダ系のコレンドン航空をはじめ、シンガポールの格安航空会社スクート、マレーシアのエアアジアXなど、最近では「大人専用ゾーン」を導入する航空会社が増えてきているようです。

出典:Balu Brigada

Text by 春野 なつ