オーバーツーリズムに憤るバルセロナ市民 観光客に水鉄砲を向けて「帰れ」

画像はイメージ(Flicker/ MIKI Yoshihito

オーバーツーリズムが社会問題となっているスペイン。

【動画】観光客に水鉄砲を向けて「帰れ!」と訴える市民

スペインのバルセロナでは、地元民が水鉄砲を観光客に向ける抗議行動に発展しています。

その様子をUKメディアのテレグラフがYouTubeで報じました。

観光客に水鉄砲をかける市民

動画に映る飲食店には、抗議を象徴する侵入禁止のテープが張り巡らされています。

そんな中、行進中のデモ隊の数人が、レストランのテラスで食事をしていたカップルに水鉄砲で放水。

激しい言い争いを招いたことから、警察が護衛に入ったと伝えられています。

このデモには約2,800人が参加しましたが、主催者は実際にはその7倍の人数が参加したと見積もっています。

デモ隊は、「観光客は帰れ」と書いたプラカードを掲げ、口々に叫びながら行進。

中には、「バルセロナは売り物じゃない」と書かれたカードや、「観光削減・過剰観光が地元を滅ぼす」と記された大弾幕を掲げるグループも見られました。

この報道にネットでは、「観光なしにスペインの経済は回るのだろうか」「抗議の方法が適切ではありません」とした疑問のコメントが見受けられました。

日本でもオーバーツーリズムが問題視されていますが、観光と共存できる対策が必要ですね。

出典:The Telegraph

Text by 本間才子