日本の会社で行われている「飲み会」文化 海外の反応
今では「アルコール・ハラスメント」「パワハラ」になりかねませんが、少し前までは上司が部下を飲みに誘うなど、職場内での飲み会が頻繁に行われていました。
こうした日本特有の飲み会文化について、ビジネスやテクノロジー関連を集めたInstagramアカウント「thebusinessmagnets」が特集しています。
日本の飲み会は海外でどう見られている?
投稿には、駅のホームや路上で酔いつぶれた会社員男性の写真を複数掲載するとともに、「日本では、顧客や同僚と飲むことは会社への忠誠心の表れであり、仕事の一部とみなされます」と紹介しました。
さらに上司からの飲み物を断ることは屈辱的であり、将来の仕事の成績に影響を及ぼす可能性があるとも。
人間関係の構築やチームワークの促進、会社への忠誠心の表れとして重要であるものの、過度の飲酒と13時間労働の過酷さが相まって、酔いつぶれるサラリーマンが頻繁に見受けられると書かれています。
これに対し、世間からは「楽しそうじゃないか!日本の会社でCEOになりたいな」「飲み会は楽しそう。でも週に90時間は働きたくない」「日本は花見もあるし、飲み会は大事な文化なんだね」など、肯定的な意見があがりました。
一方で「僕には必要ないな。目標に向かって集中するのみ。重要でないことに時間やお金、エネルギーを消費したくない」「これは恥ずべき行為であり、誇れる文化じゃない」といった厳しい声も。
ほかにも日本で働いていた経験を持つ人は、車道近くに酔いつぶれている男性がおり、危険だったので歩道側に移動させたといいます。
しかし「いつもこのような人たちに同情していました。多くの会社員は本当に悲しい生活を送っており、家庭では惨めで仕事では不幸です」と言及。
続けて「この文化が日本の高い自殺率の一因になっていることは間違いありません。この文化がなくなることを願っています」と訴え、日本の会社員たちに同情しました。
確かにお酒が入ると気分が良くなり、普段話せない人とも会話がしやすくなったり、話しづらい内容でも打ち明けやすくなったりといったメリットがありますよね。
しかし「酒は飲んでも飲まれるな」との言葉があるように、記憶を失くす、家に帰宅できない、駅員やタクシーの運転手に介抱してもらうなど、周囲に迷惑がかかることは社会人としても避けたいものです。