セーヌ川を泳いだベルギー代表選手が体調不良でトライアスロン混合リレーを棄権 海外の反応

ASSOCIATED PRESS/David Goldman

2024年8月5日現在、フランスのパリでパリ五輪が開催されていますが、以前からセーヌ川の水質が大きな問題となっていました。

【画像】セーヌ川を泳いで体調不良になったベルギー代表選手

7月31日に行われたトライアスロン女子に出場し、セーヌ川で泳いだベルギー代表のクレア・ミシェルさんは競技後に体調を崩し、入院していたことが判明。

ベルギー代表がパリ五輪トライアスロン混合リレーを棄権

これを受け、同国のオリンピック委員会は4日に公式サイトで、同国チームが5日に実施されるトライアスロン混合リレーを棄権する旨の声明を発表しています。

詳しい病状は明らかにされていないものの、大腸菌感染症ではないかと考えられています。

またCNNでは、スイス代表のアドリアン・ブリフォ選手も、トライアスロンの競技後に胃腸感染症のため体調を崩し、混合リレーへの出場を取りやめたと伝えています。

今大会の主催者は、個人トライアスロンの当日にセーヌ川の水質を調査したところ、「非常に良好」なレベルだったと述べていました。

このような事態が相次いだことから、ベルギーのオリンピック委員会は「次回のオリンピックのトライアスロンでは教訓が得られることを期待している。トレーニング日、競技日、競技形式を事前に明確にして、選手やスタッフ、サポーターに不確実性がないことを保証する必要がある」と厳しく指摘しています。

出典:Team Belgium

Text by 春野 なつ