パリ五輪のバスケ日本対フランスで「誤審」疑惑 海外の反応は「重要なシュートを決めた救世主」

ASSOCIATED PRESS/Michael Conroy

現地時間2024年7月30日に開催された、パリ五輪の日本対フランスの男子バスケットの試合。

【画像】「触れていないのに」「誤審」と批判が高まっている審判のファール

試合中、勝敗を分けたと言われる「ファール」判定がネット上で物議を醸しています。

パリ五輪の日本代表の試合であった「ファール」判定に疑惑の声

フランス80対日本84というリードで迎えた残り16秒、シュートを打ったフランスのマシュー・ストラゼル選手をブロックしようとした河村勇輝選手が、接触したとしてファールを取られてしまいます。

延長戦に持ち込まれた結果、日本が90、フランスが94で惜しくも敗退。

アメリカのスポーツ紙「Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)」は、ファール判定を「日本代表との敗北を避けるため、疑問に残る笛が吹かれた」と指摘。

問題の瞬間をとらえた静止画と共に「河村選手は接触しなかった」と記述しています。

一方、フランスのニュースメディア「Le Monde(ル・モンド)」は、マシュー・ストラゼル選手を「延長戦に持ち込むための重要なシュートを決めた『救世主』」と称賛し、審判の判定には触れていません。

また、フランスバスケットボール連盟(FFBB)もX(旧:Twitter)で、「決定的なシュートを一言で表すなら?」とファールと判定された瞬間の画像とともに投稿しています。

判定を下したブランカ審判のInstagramには、「なんていうジョーク」「批判されるのは当然だよ」などのコメントが書き込まれていました。

先日の柔道の試合でも疑念が持たれている審判の判断。

選手たちが大会にかける想いを考えると、こうした疑問が生じることは非常にやりきれないことでしょう。

Text by 本間才子