「スター選手が試合後、握手もせず茶番劇を繰り広げた」 永山竜樹に対する海外の反応

ASSOCIATED PRESS/Eugene Hoshiko

現地時間2024年7月27日、柔道60キロ級の世界ランク6位である永山竜樹選手と、スペインのフランシスコ・ガルリゴス選手との準々決勝の試合判定が疑問視されています。

【動画】疑問視されている、永山竜樹選手とフランシスコ・ガルリゴス選手の試合

永山竜樹選手とフランシスコ・ガルリゴス選手の試合判定に疑問の声

試合の終盤で、寝技に持ち込まれた永山選手。

審判員が「待て」をかけたものの、その後6秒間もガルリゴス選手は締め上げを続けました。

失神した永山選手に対し、判定で「一本」と判断され、ガルリゴス選手の勝利。

永山選手は抗議をしましたが、試合結果が覆ることはありませんでした。

試合後に永山選手は、「審判の『待て』が聞こえたので力を抜いた」と証言。

一方のガルリゴス選手は、「騒音で審判員の声が聞こえなかった」とコメントし、故意に締めたのではないという意思を明らかにしています。

イギリスのメディア「EXPRESS」はこの件に関して、「スター選手が試合後、握手もせずマットに留まり茶番劇を繰り広げた」と永山選手の抗議行動をスポーツマンシップの欠如として報道。

一方、柔道の試合をレポートするYouTubeチャンネル「Judo Highlights」は、「『待て』がかかった時、永山は意識がありそのあと失神。これは完全にガルリゴスの反則負けだと思います」とコメントしています。

試合後、永山選手のファンからガルリゴス選手に対し批判の声が高まっています。

実力ではなく判定の信憑性が問われる結果となり、残念で仕方ありませんね。

出典:EXPRESSJudo Highlights

Text by 本間才子