日本の国家安全保障について73.6%が「不安」 中国の領海侵入や北朝鮮のミサイルにも危機感

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【画像】日本の国家安全保障、不安?

日本の国防問題に興味・関心を持つ250人を対象に、「日本の国家安全保障に対する意識調査」と「外国勢力による脅威」についてアンケートを実施しました。

その結果、日本の国家安全保障について「安心」と答えた人はわずか8.0%にすぎず、「どちらとも言えない」が18.4%、何かしらの不安を感じている人が最も多く、73.6%を占める結果となっています。

日本の国家安全保障に7割弱が「不安」

次に、令和5年の中国海警局による領海侵入数(延べ隻)についてクイズ形式で質問したところ、正しく「129隻」と回答した割合は16.4%に留まりました。

これは、3日に1隻来ている計算となります。

最も多かったのは延べ「231隻」で、3人に1人以上が回答し断トツ1位でした。

「中国ならば、このくらいは押し寄せても不思議ではない」という高い危機感や不信感があるのかもしれません。

回答した人からは、このようなコメントが寄せられていました。

「しっかり取り締まって欲しい」

「海上自衛隊との連携を強化して対応を考えなければいけない」

「尖閣や沖縄もいつか危険に去らされることを懸念している。台湾侵攻を他人事ではなく、もっと深刻に捉えるべき」

また同年の北朝鮮によるミサイル発射回数をクイズ形式で出題したところ、最も多い22.0%の55人が「33回」、次いで17.2%の43人が「13回」と回答しました。

実際には19回のミサイル発射があったといい、正解したのは12.4%の31人に留まっています。

回答者からは次のような意見が寄せられていました。

「北朝鮮が各国の対応を常に見ていると思う」

「北朝鮮は弾道ミサイルを発射して収益源を確保している」

「日本人は発射に慣れてきて、平和ボケの意識を変えなければならない」

「日本海は北朝鮮のミサイルの墓場と化している。ミサイルの燃料の有毒性を報じていない」

中国船の領海侵入にせよ北朝鮮のミサイル発射にせよ、いずれも「日本に被害がなかった」から良いというわけではありません。

コメントにもある通り、ミサイル燃料は有害物質であり、将来的に海洋汚染や健康被害をもたらす可能性も多くあります。

これらの問題に対して国民の高い危機感が示されており、早急かつ効果的な対応が今後の課題となってくるでしょう。

出典:URUHOME

Text by 春野 なつ