パリ五輪でトライアスロン会場のセーヌ川 市長が安全性アピールも「川でうんちする」と抗議広がる

ASSOCIATED PRESS/ Business Wire

2024年7月26日に開幕式を迎えるパリ五輪。

【動画】パリ市長は自ら泳いでセーヌ川の安全性をアピールするが…

トライアスロンやマラソン水泳競技の会場となっているセーヌ川の汚染問題が懸念されています。

パリ五輪の競技場・セーヌ川に懸念の声

パリ市のアンヌ・イダルゴ市長は、セーヌ川で遊泳する姿を自身のInstagramに投稿し、その安全性をアピールしています。

しかしネット上では、セーヌ川のPR活動に「jechiedanslaSeine(セーヌ川でうんちする)」というハッシュタグをつけた抗議投稿が多発。

米メディア『Sun』によれば、パリ市の観光局職員は「水質悪化を理由にセーヌ川で予定されているイベントをすべて中止すべき」という姿勢を示しているといいます。

市はこれまで、パリ中心部に貯水池を設ける計画で下水道のインフラ改善を推進中でした。

しかし、継続的な汚染と大雨による汚水流入の影響もあり、依然として大腸菌レベルは危険値を脱していないとのこと。

職員は、「汚染レベルが非常に高く、正気の沙汰ではない」と指摘しています。

この問題に対してネットでは、「市長は明らかに気が狂っている」「(市長が泳いでも)川が安全という証明にはならない」とした批判が上がっていました。

選手の安全確保を行い、パリ五輪が成功することを祈りたいですね。

Text by 本間才子