エアコンが冷えにくくなった時はどうしたらいい? 日立の解説に「早速やってみる!」

画像はイメージ(Flicker/ Masaki Shiina

夏の猛暑の時期、エアコンが十分に冷えないと部屋の中が蒸し風呂のようになってしまい、大変不快な思いをすることでしょう。

そんな状況に陥ると、エアコンが壊れているのではないかと心配になるかもしれません。

しかし、エアコンで室内が冷えにくくなる原因には様々なものがあり、適切な対処をすれば症状が改善される可能性が高いです。

家電の製造会社である日立製作所が色々と解決策をウェブサイトで教えています。

エアコンが冷えにくくなった時の対処法

まず考えられる原因としては、エアコンの設置や配置が適切でない場合です。

設置業者による不備があったり、家具やカーテンなどの障害物によって風の流れが妨げられていたりすると、エアコンの性能が十分に発揮できなくなってしまいます。

このような場合は、設置業者に確認するか、妨げになる物を移動させることで改善が期待可能です。

また、フィルターにホコリや汚れが溜まっていると、風の通りが悪くなり冷房能力が低下する可能性があります。

フィルターは定期的にお手入れをする必要があります。

やり方は取扱説明書に記載されているので、そちらを参照しながら適切に行うことが重要です。

その他にも、風向きや風量の設定が適切でない場合も考えられます。

エアコンから出る風が下向きになっていると、冷たい空気が部屋の下の方にしか行き渡らず、上の方が冷えにくくなりかねません。

また、自動で風量が調整されていると、設定温度に近づくにつれて風量が弱くなり、冷えにくいと感じることがあります。

そういった場合は、風向きを上向きや自動に変更したり、風量を手動で強めに設定したりするとよいでしょう。

省エネモードにしている場合は、それを解除することも検討してください。

さらに、エアコン自体の能力不足も冷えにくい原因になり得ます。

エアコンには、あらかじめ適切な広さが設定されている状態です。

広すぎる部屋にとても小さいエアコンを設置すれば、当然冷房能力が足りなくなってしまいます。

部屋の広さとエアコンの能力を確認し、能力不足が原因であれば、エアコンの買い替えを検討する必要がでてくるでしょう。

室外機周辺の障害物によるエアコン本体の過熱も、見落とされがちな原因の一つです。

室外機の周りに物が置かれていたり、壁などに密着して設置されていたりすると、熱交換が上手くいかず、冷房能力の低下を招きかねません。

室外機の周りは、適切な通風スペースを確保することが必須です。

また、そもそも適切に室外機が動いているかどうかも確認するようにしてください。

このように、エアコンが冷えにくい原因はさまざまです。

まずは設定の見直しやお手入れ、配置の改善など、自身でできる対処を試してみることをおすすめします。

それでも改善されない場合は、エアコンに何らかの故障の可能性があるので、修理業者に相談するのが賢明でしょう。

エアコンが適切に機能することで、快適な夏を過ごすことができるはずです。

出典:日立製作所

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Text by 菅山久志