「ナンバープレートが歪んでいた」 整備不良が問題視されているLUUP
最近、利用者がますます増加しているLUUP。
皆さんも街中で見かける頻度が高くなっているのでは無いでしょうか。
便利な一方で、「整備に問題がある」との声も少なくないようです。
整備の問題指摘が相次ぐLUUP
編集部が注目したのは、継続的にLUUPの整備不備に言及しているXユーザーちんにいさん(@chinniisan)。
ちんにいさんは1年前、LUUPの車体を映し「ミラーの固定が緩い」と投稿しました。
更に、ライトと思わしき部位が割れている製品もあったといいます。
この投稿に対し、「思ったよりも酷くてゾッとした」「整備不良の電動キックボードが街中で走り回るのを想像したら怖すぎる」と危険視する声が集まりました。
投稿から1年が経過しましたが、編集部の取材に対しちんにいさんは「現状はなんら変わっていないと感じる」と回答。
投稿にて言及されたミラーは、最近の製品だと装備されていないものも多いそうです。
実際、改正道路交通法の施行によりLUUPは2023年7月、電動キックボードのハンドル部分にあったバックミラーを無くしました。
ちんにいさん本人は現在LUUPを利用していないものの、サービス開始当初には数回利用し、便利だと感じたといいます。
しかし、LUUPの整備不良に気付いてからは安全面に疑念を抱いているとのこと。
「このような整備不良の機体で歩道を、法定速度を超えて走るLUUPユーザーには恐怖を感じますし、これにたいして何ら実効的な対策を打たないLUUP社には怒りを覚えます」と語りました。
さらに整備不良について編集部が詳しく尋ねたところ、「ナンバープレートは一時期、ほとんどの機体で後方から視認できないほどグニャグニャに歪んでいました。
いまでも多くの製品で見かけますし、Xにて検索すれば同様の感想をもつ人のポストをすぐに見つけることができます」とのこと。
ナンバープレートは法律により常に視認性が保たれることが義務付けられているため、前述の歪みは法律違反になり得ます。
「私はLUUP社がこのような法律違反の状態の機体でも速やかに整備することなく運用して収益をあげていることは問題と考えています」と、ちんにいさんは意見を示しました。
LUUP利用者増加の背景には、2023年7月1日に施行された改正道路交通法の影響があります。
これにより、LUUPを含む電動小型モビリティ利用におけるヘルメットの着用が努力義務とされ、必須ではなくなりました。
人々がLUUPを利用しやすくなった要因の一つだと考えられます。
NewSphereは株式会社LUUPに対し、LUUPの整備状況や点検体制、現在抱える問題点とその対策について取材を申し込みましたが、設定した1週間の期限内に返答はありませんでした。
出先での移動に便利なLUUPですが、ニーズが拡大するにつれて整備の迅速な改善も求められているようですね。
出典:@chinniisan