エアコンは24時間付けっぱなしにしていても大丈夫? ダイキンの回答に「知らなかった!」

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エアコンは生活に欠かせない存在です。

【動画】ダイキンが教えるエアコンの節電方法

夏季や極端な寒さの時期には、快適な室温を保つため24時間フル活躍してくれます。

しかし、エアコンを常に連続運転させ続けてしまうと、様々な影響があるので注意が必要です。ダイキン工業が、ウェブサイトで解説しています。

エアコンを付けっぱなしにすると

まず連続運転をすると、エアコン内部の圧縮機やファンモーターなどの部品が早期に劣化してしまう可能性があります。

同じ期間で比較したとき、間欠的な使用に比べて製品寿命が短くなるためです。

ただし、連続運転自体が直接的な故障原因になることはありません。

適切な定期メンテナンスさえ行えば、部品の劣化を最小限に抑えることが可能です。

長時間運転では、エアフィルターへのホコリの付着が避けられません。

ホコリがたまったままだとクリーン運転能力が発揮できず、本体への負荷が高まります。

なので、こまめなお手入れが必須です。

フィルター自動おそうじ機能付きのエアコンなら、この機能をオンにすれば良いでしょう。

さらに、真夏などに室内を長時間冷やし続けると、圧縮機の負荷が高くなり冷房能力が徐々に低下します。

また設定温度を保つために長時間運転を強いられ、結果として電気代の増加もしかねません。

一方で、連続運転のメリットは室内環境を一定に保てる点にあります。

温湿度が変動すると結露やカビ、生物の発生を助長するリスクがあるためです。

高温多湿な夏や極寒の日などには有効となります。

病室や環境管理を要する産業施設でも欠かせないでしょう。

結論として、エアコンの連続運転においては、状況に応じてメリット・デメリットを上手く考えることが賢明な利用方法だと言えます。

連続運転をすると、メンテナンスがより高頻度で必要となり、機能の劣化と電気代の増加が起こってしまう一方で、室内環境を一定にすることが可能です。

なので、必要なときは連続運転を使うものの、無理のない範囲で間欠運転を活用し、製品の寿命を延ばすことが大切です。

適切な運転方法を選択することで、エアコンをより長く快適に利用することができます。

出典:ダイキン工業

Text by 菅山久志