都知事選ポスターに大量の「日本の虫」  候補者と関係ない「掲示板ジャック」

@satofuminori さんの投稿より

選挙内容とは無関係だと思われる都知事選ポスターが物議を醸しています。

【画像】虫の写真が貼られている都知事選ポスター

虫が掲載されている都知事選ポスター

「日本の虫」と題されたこのポスターらは、東京都新宿区の花園小学校前の掲示板に貼られていました。

虫の写真と名前のみが記載され、選挙や公約に関する情報は一切ありません。

しかし、掲載責任者として立花孝志氏の名前が記されているため、公職選挙法の範囲内での活動だといえます。

この写真をXに投稿した芸人のレイパー佐藤氏(@satofuminori)は「小学生の間でも話題になっている」とコメントしました。

投稿に対しては賛否両論が寄せられており、「生物を通して伝えたいことがあると感じた」「こういうのも良いですよね」と評価する声がある一方で、「都政の未来を考える場面で茶番をするな」「選挙ポスターでやることじゃない」と批判も上がっています。

また、同一デザインのポスターを一つの掲示板に大量に貼り付ける「掲示板ジャック」自体、有権者から「常識はずれではないか」と問題視されています。

これは立花孝志氏が党首を務める「NHKから国民を守る党」がポスター枠を売却していることに起因するといいます。

同党では24人が出馬していますが、1口2万5000円の寄付と引き換えに候補者らに割り当てられたポスター枠を寄付者に譲渡しています。

これにより、寄付者は1口の寄付で自作ポスターを1箇所の掲示板に24枚貼ることができるのです。

したがって、今回の「昆虫ポスター」も寄付者による自作ポスターである可能性が考えられます。

斬新なポスターが次々現れている今年の都知事選挙。

今後に向けて、公職選挙法が改正されるか否か注目が高まります。

Text by 楊文果