晴海フラッグ近辺で目にするキーボックス 捜索した地元議会議員が違法民泊の可能性を指摘
「近所のガードレールに得体の知れない鍵が付いている」
【画像】違法民泊に使われている?晴海フラッグ近辺で目撃されているキーボックス
東京五輪の選手村を改修した住宅地の晴海フラッグとその周辺では、キーボックスの無許可配置が目撃されています。
キーボックスの設置目的に関しては未だ不明ですが、住民の間では「違法民泊業者の鍵受け渡しスポットではないか」と疑念も上がっています。
晴海フラッグ近辺で目撃されているキーボックスの正体
この問題に対し、中央区議会議員の高橋元気氏は独自にマップを制作し、実際に街中を捜索するなど積極的に取り組んでいます。
2週間ほど前から住民からキーボックスについての問い合わせDMが届きはじめ、今回の動きに至ったといいます。
キーボックスマップは誰でもマーカーを追加できる仕様になっており、区民からの情報を効率的に収集が可能。
高橋議員はマップの制作意図について、「区民の方々の安心感を生むためにも、区内にどの程度キーボックスが存在するのか、またどのような意図があるのかを確認するため」と話しています。
また、「何処に連絡すればいいか分からない」という意見を受けて、マップに寄せられた情報をとりまとめて調査し、警察に報告する旨をXにてポストしています。
更に、マップを元に現地調査を行ったところ、
・目立たない場所(電柱や植え込みなど)に隠すように設置されているケースが多い
・晴海フラッグに限らず大型マンション・住宅棟の周辺に多い
という2点が判明したといいます。
これらを受けて高橋議員は「一概に違法民泊に使われているとは限りませんが、民泊の規制が厳しい中央区においては可能性は高いと思います」とコメント。
今後の対応としては、実態調査は警察の管轄であるため、区としては区道や公共施設内に無許可で放置されている物についてその意図を問わず撤去対応を行うと意志を表明しました。
高橋議員が制作したキーボックスマップでは引き続き区民の方々からの情報を募集しています。
付近にお住みの方でキーボックスを見つけた際は是非、マップに報告してみてください。