搭乗予定の飛行機が1日に何回も遅延 36時間遅れで到着

画像はイメージ(Flicker/ airbus777

アメリカン航空が15回も遅延になり、丸2日間休暇を無駄にしたと男性が怒りを投稿しました。

【動画】36時間遅れの飛行機に搭乗した乗客

搭乗予定の飛行機が15回遅延

この出来事は、「Carson_Shofner」というTikTokアカウント名の投稿です。

投稿者とパートナーは10時発のアメリカン航空に搭乗するため、朝7時にテキサスのダラス・フォートワース国際空港に到着。

悪天候のため、フライトは午前10時から午後2時に変更されました。

午後1時になり投稿者らがゲートに向かうと、搭乗時間が過ぎても搭乗手続きは行われません。

この間投稿者はカスタマーサポートに問い合わせて確認しましたが、「更新情報はない」と言われるばかりでした。

ゲートで待つこと約3時間。

突然、「フライトアテンダントがいないので遅延」と告げられたそうです。

結局フライトはキャンセルされないまま、ついには機長や副操縦士の勤務時間の終了である午後7時になってしまいました。

それでも遅延としてゲートで待たされたまま。

時刻が夜の10時半を回ったところでようやく、「フライトは明日に遅延になりました」とアナウンスされたのです。

ゲートの係員に「明日朝7時に来てください」と告げられた投稿者らは、翌朝の5時に空港に戻ってきました。

ところが客室乗務員と機長が確保できず、この日も遅延と案内されたのです。

年に1週間しか取れないという休暇を、すでに丸2日棒に振った投稿者。

「飛行機代に31万円も支払ったのに」とも激怒しました。

投稿者はアカウントを更新し、続編を投稿。

フライトは遅延はしたものの、36時間越しに渡航先のコスタ・リカに到着できたといいます。

2日目にフライトが遅延した際にはキャンセルも考えましたが、「飛行機に荷物がすでに積み込まれているためできない」と説明を受けたとのこと。

この投稿には、「弟も、少なくとも48時間で10回の遅延されたことがある」というコメントが寄せられていました。

アメリカでは2024年4月末から、国内便では3時間以上の遅延があると飛行機代を全額返金するルールを制定。

このルールに対応できるよう、各航空会社に半年の猶予が設けられました。

今後は、アメリカン航空でも遅延で投稿者のような苦労をする乗客は減りそうですね。

Text by 本間才子