大型テレビを雑に運んでいた従業員 正体は制服姿の店員になりすました泥棒
映画やドラマに出てくる泥棒には、共通点があります。
それは変装が得意なこと。制服を着ている人を疑わないといった人の心理を利用した方法です。
カナダのオンタリオ州で、昼間のスーパーから大型テレビが盗まれる事件がありました。
ウォルマートの従業員になりすまし、テレビを盗む泥棒
動画に映っているのは、従業員用のベストを着た男性が大型液晶テレビの箱を運ぶ姿。
スーパーの従業員が商品を運んでいるのかと思いきや、彼はそのままスーパーの駐車場から出ていきました。
実は従業員に扮した犯人が白昼堂々、テレビを盗み出した瞬間を捉えた映像だったのです。
確かに、箱の中のテレビが壊れてしまいそうなほど商品の扱い方が雑で、従業員とは思えません。
盗難の被害にあったのは、アメリカの大手スーパーチェーンのウォルマート。
ウォルマートでは店の出入口に従業員が立ち、買い物を終えた客は購入した商品とレシートを見せなければなりません。
しかし従業員に扮していれば、疑う人は少ないでしょう。
最近は物価の高騰からか、盗難被害が増加。
他の店舗ではセルフレジを廃止するなど、盗難防止に努めています。
動画は拡散され、多くの人から注目を集めました。
ウォルマートでの従業員を装った盗難はこれが初めてではありません。
2016年にはアメリカのバージニア州で、従業員に扮した男性が現金を盗み出す事件がありました。