動物園で暮らすオランウータン ポールの上から投げたものに「かわいそう」
動物園で暮らす生き物たちは、いつも訪れる人々に笑顔と癒しを与えてくれます。
ところがどんなに愛くるしい生き物でも、時に野生の本能をむき出しにしてしまうことがあるようです。
このたび、オーストラリアのパースにある「パース動物園」で飼育されているオランウータンの行動が、人気掲示板『Reddit』に投稿されました。
オランウータンがオポッサムを落とす
『Yahoo News Australia』によると当時、オランウータンのオリの中に、1匹の野生のオポッサムが侵入していたそうです。
オランウータンたちは、自分よりずっと体の小さなオポッサムに興味津々の様子。
そのうち、オランウータンたちはオポッサムを地面に落としたり、棒でつついたりし始めました。
オポッサムがポールの上に逃げると、そこにいたオランウータンは園外に向け、オポッサムを投げてしまったのです。
その後、投げたオポッサムの行方を確認するかのように、ポールから身を乗り出し、遠くを見つめているオランウータン。
周囲の来園者たちは動揺しています。
同園はメディアの取材に対し「投げられたオポッサムの安否は不明」と明かし、続けて「恐らく助かってはいないと思いますが、残念ながらこれが自然界なのです」と話しました。
また自然豊かな立地上、野生動物が園内に侵入してしまうことはまれに起こるそうで、「対策はしているものの、完全に防ぐことは不可能」と述べています。
動画を見た世間からは「オポッサムがかわいそう」「オランウータンはよく糞を投げるらしいけど、そんな感じかな?」「自然界は厳しいね」といったコメントが寄せられました。