酢で足湯すると何がいいのか? 10分でできる足のトラブル対策

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◆水虫に足の臭い…最適な利用法は
 症状別の浸かり方を詳しく見てみよう。

 ヘルス・ラインによると、足の皮膚真菌症である水虫の治療には、1日10〜15分の酢足浴が有効だという。ただし、効果を実感するまでに2〜3週間以上継続する必要があることも多い。じっくりと様子を見ながら続けよう。

 また、すべての種類の真菌に効果があるわけではない。症状が改善しない場合や、悪化したりほかの部位への感染の拡大が見られたりした場合は、医療機関を受診したい。

 足の臭い対策として酢足浴を行う場合は、必ず石鹸で洗浄し、その後で酢足浴を行うことが推奨される。酢足浴に加えて日常的な対策として、通気性の良い革やキャンバス素材の靴や、綿・羊毛素材の靴下に替えることも効果的だ。さらに、自宅では可能な限り素足で過ごすとよい。

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 足の乾燥に悩んでいる場合、皮膚の乾燥を防ぐために熱い湯での足浴は避け、冷水を使用する。ヘルス・ラインは、酢足浴を毎晩行い、その後で保湿剤を塗布し、靴下を着用することが効果的だとしている。

 ただし、過度な足浴は症状を悪化させる可能性がある。足の乾燥や亀裂が見られる場合は、実施頻度を週に数回程度に抑えるとよい。

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Text by 青葉やまと