「男子の気が散る」と真夏に着替えさせられた少女…そこで父親が立ち上がった

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◆地域から応援続々
 このような規定を不適切だと感じたのは、アラーコンさん一家だけではなかったようだ。地元情報を共有するサイト『NextDoor』上で父親が意見を求めると、アラーコンさんたちを支援する内容のメッセージが多数寄せられた。

 なかには今回の一件を通じて、女性に対する偏ったイメージに気づいたと述べる女性住民もいた。CBSニュースによるとある女性は、「あなたの投稿を読んで、女性の身体を批評したり性的に消費したりするといった文化が私たちにはあり、それに起因するかなり深刻な身体イメージの問題を私自身ももっていることに気づきました」と打ち明けている。

 父親のトニーさんはトゥデイに対し、子供の服装が適切か否かは親が判断すべきだと指摘する。また、男子の視線を集めるような服を着ていると学校から指摘されることにより、女子生徒に「感情への長期的な影響」が生じるのではないかとも懸念している。

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Text by 青葉やまと