栄養トップクラス、知っておきたい「キウイ」のあれこれ 皮も食べるべき理由

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◆おいしいキウイの選び方・保存方法
 さっそく買いに行きたくなるが、どうせ食べるならばおいしいキウイを選びたいものだ。店頭で選ぶ際には、いくつかのポイントがある。

 まず、キウイの外観をチェックすることが重要だ。熟したキウイは手で軽く押すと少し弾力が感じられる。香りも重要で、甘い香りがするものは熟している証拠だ。一方、最も目が行きがちな皮の色については、ゴールドキウイもグリーンキウイもあまり成熟度の参考にならないという。全体的に均一な茶色で、傷やへこみがないものを選べば十分だ。

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 保存方法は熟しているかどうかによって切り替えるのがポイントだ。熟していない場合、室温で保存するのが最適だ。直射日光を避け、エチレンガスを放出するリンゴやトマトなどの果物から遠ざけておくと良い。エチレンガスはキウイの熟成を早め、早く腐らせてしまう恐れがある。

 もっとも、より早く追熟を進めたい場合、あえてリンゴやバナナと一緒にビニール袋に入れるテクニックがある。ゼスプリによると、常温で2〜3日置くことで、より早く甘みが出るという。

 一方、熟したキウイは冷蔵庫で保存するのが良い。冷蔵庫に入れることで熟成が遅くなり、食べ頃を約5〜10日間ほどキープできる。もっとも、冷蔵庫内であっても、エチレンガスを放出する果物に近づけないことがポイントだ。

 また、大量にあるなど食べきれない場合も諦めることはない。キウイは冷凍保存が可能だ。米家事雑誌のリアル・シンプル誌が方法を紹介している。冷凍保存する場合、キウイの皮をむいてスライスし、クッキングペーパーに並べて冷凍する。冷凍が進んだら密閉容器に移し、再び冷凍庫に戻す。約3ヶ月間おいしく食べられるが、食感は変わってしまうため、スムージーなどに使用するのが良いという。

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Text by 青葉やまと