都道府県幸福度ランキング、浮かび上がる北陸・東北の充実した暮らし
◆仕事・教育の充実が強み
福井県の一貫した強みは、仕事と教育の充実だ。指標を構成する5つの分野のうち、これら2分野で突出している。
福井県は仕事分野で総合1位となっており、分野を構成する「雇用」「企業」領域のうち、雇用領域でも全国1位の強さを誇る。領域を構成する個別の指標では、若者完全失業率(少ない方が高得点)(2位)、正規雇用者比率(5位)、高齢者有業率(4位)、インターンシップ実施率(1位)、大卒者進路未定者率(少ない方が高得点)2位と、全指標にわたり全国トップ5位内に位置する。
一方、同じ仕事分野でも、もう一方の企業領域は、全国25位とやや弱い。障碍者雇用率(11位)、製造業労働生産性(30位)、事業所新設率(36位)、特許等出願件数(9位)、本社機能流出・流入数(40位)となっており、立地企業の現状としては全国下位圏となった指標も目立つ。