◆子供や青少年は注意
　ただし、摂取にあたり注意しておきたい点がある。エナジードリンクの消費は、特に青少年にとって危険とされる。

　アメリカ小児科学会（AAP）は、エナジードリンクの成分が子供にどのように影響するかがまだ十分に研究されていないとして、子供や10代の若者が摂取する際は注意を払うよう警告している。

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　エナジードリンクには、ほかにも多くのリスクがある。たとえば、エナジードリンクは心臓に悪影響を及ぼす恐れがある。ヘルスライン誌は、複数の研究により、エナジードリンクの摂取によって血圧や心拍数が上昇し、血管機能の重要マーカーを低下させることが示されたと報じている。

　さらに、エナジードリンクには大量の砂糖が含まれている。血糖値の急上昇を引き起こし、糖尿病やその他の慢性疾患のリスクを高める可能性がある。

　特に、アルコールを混ぜて摂取することは非常に危険だ。ヘルスライン誌は、人体に本来備わるアルコールの抑制効果が機能しなくなり、過剰な飲酒や危険な行動を引き起こす可能性があると警告している。

　長期にわたり摂取した場合、依存症状を引き起こすことがある。カフェインや砂糖、人工甘味料が含まれているため、エナジードリンクを常時飲用したくなるリスクがある。依存症になると、摂取を自らの意志で制御できないほどの強い欲望に支配される。摂取を中止した際には、頭痛やイライラ、疲労感、抑うつ状態などにさいなまれることがある。

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