エジソンの名言10選 発明王に学ぶ人生と仕事のヒント
「発明王」としても知られるエジソンは、試行錯誤を繰り返しながら多くの画期的な発明を行った。そんなエジソンは、失敗や努力などに関する名言をいくつも残している。発明家として優れた仕事人でもあったエジソンの名言からは、人生や仕事についてのヒントが見つかるに違いない。
本記事では、テーマ別にエジソンの名言を紹介する。
目次
エジソンのプロフィール
名前 | トーマス・アルヴァ・エジソン(Thomas Alva Edison) |
出生地 | アメリカ |
生年月日 | 1847年2月11日 |
没年月日 | 1931年10月18日 |
主な発明・改良 | 白熱電球、アルカリ蓄電池、謄写印刷機など |
エジソンは「発明王」として知られるアメリカの発明家である。取得した特許は1,300以上にのぼり、実用性を強く意識した発明・改良を行った。エジソン自身の才能・努力もさることながら、発展期にあったアメリカ社会の追い風も受けて大きな成功を収めた。
エジソンの人生
エジソンの名言を見ていく前に、数々の名言の背景となるエジソンの人生について簡単に知っておこう。
少年期のエジソン
少年期のエジソンは、学校でうまくやっていけない子どもだった。小学校をわずか3ヵ月で退学し、自宅で母親に勉強を教わりながら、電気や化学の実験を熱心に行った。子どもの頃から商才は十分だったようで、12歳の時に列車で新聞売子の仕事をして、長距離列車の車内で新聞を発行していた。
発明が軌道に乗るまでのエジソン
1863年に電信技手となったエジソンは、アメリカ各地を渡り歩きながら電信機の改良や発明を行った。1868年からはボストンに落ち着いて発明を行い、1970年には株式相場表示機を改良して4万ドルを儲け、自分の研究所を持った。
発明王としてのエジソン
自分の研究所を持つようになったエジソンは、寝る間も惜しんで発明を続け、歴史に残る大発明・改良の数々を行った。
たとえば、1879年には炭素フィラメント白熱電球を発明して、その後商業生産を行い、1882年にロンドンとニューヨークで電灯照明用配電システムの運転を開始している。この事業を通して形成された会社が、世界最大の総合電機メーカーであるゼネラル・エレクトリック社のもととなった。
エジソンの名言10選
「発明」という仕事で優れた業績を残したエジソンは、失敗や努力、発明、仕事に関する名言を数多く残している。人生や仕事のヒントとなるエジソンの名言を見ていこう。
エジソンの失敗に関する名言
私は失敗したことがない。ただ一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。
多くの大発明を遂げたエジソンだが、全てがトントン拍子に進んだわけではない。発明の裏には多くの試行錯誤があった。しかし、エジソン曰く、それは「失敗」ではなくうまくいかない方法を見つけるという前進だったのだ。失敗をしたときに思い出したいポジティブな名言である。
私は、決して失望などしない。どんな失敗も、新たな一歩となるからだ。
エジソンにとって、失敗は新しい一歩だ。だから、失敗をしても失望はしないと言っている。失敗をすると普通の人はがっかりしてしまうものだが、見方を変えれば、失敗もポジティブに捉えられるという名言だ。
エジソンの努力に関する名言
天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。
エジソンの非常に有名な名言だ。天才には結局1%のひらめきが必要なのだという解釈と、天才には多大な努力が必要なのだという解釈の両方がある。このエジソンの言葉で間違いないのは、天才にも努力が必要ということだ。努力と才能について考えるときに思い出したい言葉である。
人生に失敗した人の多くは、諦めたときに自分がどれほど成功に近づいていたか気づかなかった人達だ。
諦めずに努力する重要さを伝える名言だ。諦めたときにどのくらい成功に近付いていたかは、本人にはわからないものである。あともう一歩という惜しい例が世界には沢山あるということを表した名言だ。
ほとんど全ての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。勝負はそこからだというのに。
もうアイデアが出てこなくなってからがスタートだという、エジソンの不屈さが伝わってくる名言だ。行き止まりに直面したとき、多くの人は諦めてしまうが、そこからさらに努力する人が成功を掴むということを教えてくれる。
エジソンの発明に関する名言
機械は生活を便利にした。将来はもっと便利になるだろう。しかし、用心しなくては人間が機械に使われるようになってしまう。
AIなど便利な新技術が続々と登場している現代に読み直したい名言である。人間が機械に使われるようになるという言葉にハッとした人も多いはずだ。最前線で発明を行っていた人間ならではの言葉と言える。
私はこれまで、偶然のひらめきで、価値ある発明をしたことなど一度もない。
エジソンの価値ある発明には、全て意図があったということがわかる名言だ。エジソンは、実用性を重んじた発明家だった。人々にとって何が必要かを真剣に考えることによって価値ある発明が生まれるという現代のビジネスにもつながる名言である。
売れないものは発明したくない。売れることが実用性の証明であり、実用性が成功を意味する。
売れなくても好きなことをしていたい人がいる一方で、エジソンは売れることと実用性と成功が直結していた。仕事人としてのエジソンが垣間見える名言だ。
エジソンの仕事に関する名言
私は人生で1日も、いわゆる“労働”はしたことがない。何をやっても楽しいからだ。
エジソンにとって、人生での仕事は退屈な「労働」などではなかった。全て楽しんで仕事をしていたというのである。ハードワーカーとして知られるエジソンだが、仕事は全く苦ではなかったのだ。
私が成功できたのは、仕事場に時計がなかったおかげである。
長時間働き続けていたエジソンは、成功の秘訣を「働く時間を気にしなかったからだ」と語る。働き方改革が進む昨今では時代に合わない部分もあるが、よいアウトプットをするためには、時間を気にせず没頭することも時には必要だということが伝わってくる名言である。
エジソンからもっと学びたい人におすすめの書籍
エジソンから人生や仕事のヒントをもっと学びたい人には、以下の書籍がおすすめだ。
『トーマスエジソンの「ビジネスと人生を逆転させる魔法の名言集」 偉人の格言から学ぶ勝利の方程式シリーズ』 (Al-Biz 出版)
出典:Amazon
エジソンの名言を集めた本である。1ページにひとつの格言のみが載っているシンプルなレイアウトなので、忙しい人でもサクサク読めるのが嬉しい。
『エジソン「白熱」のビジネスメンタル―――折れない、諦めない!「努力」と「ひらめき」の仕事術 』(三笠書房)
出典:Amazon
エジソンの起業家やビジネスマンとしての側面に着目した本だ。エジソンの天才性のもととなったビジネスメンタルと仕事術が学べる、ビジネスパーソンにおすすめである。
『天才の発想力 エジソンとテスラ、発明の神に学ぶ』(サイエンス・アイ新書)
出典:Amazon
トーマス・エジソンとニコラ・テスラの二人の発明家から、すぐれた発想やアイデアを生み出す秘訣を探る本だ。人生や仕事でよりよいアイデアを生み出したい人におすすめである。
失敗をしたときはエジソンの名言を思い出そう
エジソンは発明家として、いくつもの「うまくいかない方法」を試していた。エジソンの名言は、失敗しても再びチャレンジをすればいいことを教えてくれる。ビジネスや人生でつまずいたときは、エジソンの名言を思い出してみてはいかがだろうか。
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