ボブ・マーリーの名言10選 生き方や愛、お金に関する心に響く言葉
格差社会への不満から生まれたラスタファリアニズム思想を自身の曲で訴えたことで、レゲエの神様として愛されたボブ・マーリー。ラスタファリアニズム思想をもとに発せられた言葉は、今も人々の心に響く名言として数多く残されている。この記事では、ボブ・マーリーのプロフィールや、ジャンル別の名言10選を紹介する。
目次
ボブ・マーリーのプロフィール
名前 | ロバート・ネスタ・マーリー(別名:タフ・ゴング) |
国籍 | ジャマイカ |
出身地 | ジャマイカ セント・アン教区ナイン・マイルズ |
生年月日 | 1945年2月6日 |
没年月日 | 1981年5月11日(享年36歳) |
職業 | シンガーソングライター、ミュージシャン |
代表曲 | 『Redemption Song』 『No Woman, No Cry』 『Three Little Birds』など |
ボブ・マーリーの生涯
ボブ・マーリー(ロバート・ネスタ・マーリー)は1945年2月6日、ジャマイカのセント・アンズ教区ナイン・マイルズで、ジャマイカ人の母と白人のイギリス人海軍大尉の父との間に生まれた。ボブ・マーリーが生まれてまもなく両親は別れ、父はキングストン郊外のトレンチタウンに移り住み、ボブ・マーリーは母と共にナイン・マイルズに残った。
ナイン・マイルズで生活を始めたボブ・マーリーは、地元近くのステプニー・オール・エイジ・スクールに通いはじめ、後にウェイラーズのメンバーとなるバニーウェイラーと出会う。運命の出会いを果たしたボブ・マーリーは、音楽に専念するため14歳で学校を中退し、17歳でプロのオーディションに合格した。
プロデビューを果たし、いくつかシングルをリリースしたが、いずれもヒットには恵まれなかった。その後、友人であるバニーウェイラー、ピ ータートッシュ、ジュニアブレスウェイトと共に、『ウェイラーズ』を結成する。1964年には『シマーダウン』『ミスタートーカティヴ』などがヒットし、1965年にウェイラーズはスタジオワンより『ザ・ウェイラーズ』としてデビューした。
1966年には、自身のグループである『リタ&ザ・ソウレッツ』でレゲエミュージシャンとして活動し、後に『ウェイラーズ』でコーラスを担当するリタ・マーリーと結婚。その後は、妻のほかに6人の女性と関係を持つ。最終的にはリタ・マーリーの子と合わせて11人の子供をもうけた。
25歳のときに自身のスタジオである『タフ・ゴング』を設立し、2年後に『ザ・ウェイラーズ』は世界デビューを果たす。しかし、ツアーの不満からバニーウェイラーとピータートッシュが脱退。また1977年にボブ・マーリーは政治の対立に巻き込まれて負傷し、他国への亡命を余儀なくされた。
その後も世界中でツアーを開催し、数々のヒット作を世に送り出してきたボブ・マーリー だったが、1980年に脳腫瘍と診断される。やがて腫瘍は全身に転移し、歌手活動を一時中断して治療に専念するも、1981年に36歳の若さでこの世を去った。
ボブ・マーリーの名言10選
ラスタファリアニズム思想の象徴ともいわれるボブ・マーリーは、その思想をもとに数多くの名言を残している。
ここからは、ボブ・マーリーの名言をジャンル別に10個紹介する。
生き方に関する名言
人間は生きていれば、誰もが生き方に迷うときがあるだろう。そんなときは以下の言葉を見てみてほしい。
「雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる」
原文:Some people feel the rain. Others just get wet.
「ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ」
原文:When one door is closed, many more is open.
貧困や差別の克服、レゲエの布教など、波瀾万丈の生涯を経験したボブ・マーリーだからこそ残せた名言だろう。
ポジティブになれる名言
物事がうまくいかないと、どんな事象に対してもネガティブに考えてしまうことがある。そんなときは、以下の言葉が、前向きな気持にさせてくれるかもしれない。
「心配しなくていいんだよ。どんな些細なことでもすべてうまくいくからさ」
原文:Don’t worry about a thing. Cause every little thing gonna be all right.
「俺たちはポジティブだ。ネガティブは出ていけ」
原文:We are positive Get out of the negative.
どんな逆境でも前向きに生きた、ボブ・マーリーの姿勢が分かる名言である。
愛に関する名言
大切な人を愛することもあれば、自分を愛せなくなって落ち込むこともあるだろう。そんなときは、以下の言葉を思い出してほしい。
「ひとつの愛、ひとつの心。みんなで一つになれば、いい気分になれるさ」
原文:One love, one heart. Let’s get together and feel alright.
「自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ」
原文:Love the life you live. Live the life you love.
数々の女性を愛し、自身の曲でも愛を歌った、ボブ・マーリーらしい名言といえる。
社会に対する名言
理不尽な仕打ちを受けて、社会に不満を持つこともあるだろう。そんなときは、以下の言葉を参考にしてほしい。
「指をさして人を非難する前に、君のその手がよごれていないか確かめてくれ」
原文:Before you point your fingers, make sure your hands are clean.
「批判するな。自分自身を批判する前に。批判するな。批判する覚悟がないのなら」
原文:Judge not, before you judge yourself. Judge not, if you’re not ready for judgment.
何人も愛人を作ったり、マリファナ合法化を支持したり、社会に反する言動や行動もあるボブ・マーリーだが、正しいことは絶対に曲げない姿勢が見受けられる。
お金に関する名言
お金は人々の生活になくてはならないものだが、お金に執着しすぎている人も多い。そんなときは、以下の言葉をヒントにしてほしい。
「世界を手に入れるために自分の魂を失うな。賢明さは金銀よりも価値がある」
原文:Don’t gain the world and lose your soul. Wisdom is better than silver and gold.
「お金は数字だ。数字は決して終わらない。幸せになるのにお金が必要なら、幸せ探しはずっと終わらないよ」
原文:Money is numbers and numbers never end. If it takes money to be happy, your search for happiness will never end.
ジャマイカの貧民地区育ちから世界的レゲエミュージシャンに成り上がり、貧乏な生活も豊かな生活も経験したボブ・マーリーらしい言葉が残されている。
ボブ・マーリーの名言は生き方のヒントをくれる
ラスタファリアニズム思想の象徴ともいわれ、レゲエの神様として多くの人々から愛されたボブ・マーリー。社会や愛に対するメッセージ性の強い曲を歌った彼の言葉は、今も名言として数多く残されている。
ジャマイカの貧民地区で生まれ、数々の逆境を乗り越えてきたボブ・マーリーの言葉は、現代の私たちにとっても生き方のヒントになるだろう。人生で悩んだ際は、ぜひボブ・マーリーの名言を参考にしてほしい。
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