オードリーヘップバーンの名言15選 美しい言葉と人生を楽しむ知恵
ハリウッド黄金期の一翼を担い「永遠の妖精」と呼ばれていたオードリー・ヘップバーン。没後30年を迎えた現在も、世界中に数多くのファンを持つ。この記事では、オードリー・ヘップバーンの生涯を振り返るとともに、彼女が遺した珠玉の名言を紹介する。
目次
オードリーヘップバーンのプロフィール
名前 | Audrey Hepburn (オードリー・ヘップバーンまたはオードリー・ヘプバーン) |
生年月日 | 1929年5月4日 |
没年月日 | 1993年1月20日(享年63歳) |
出身地 | ベルギー |
国籍 | イギリス |
職業 | 俳優 |
代表作 | 『ローマの休日』(1953年) 『麗しのサブリナ』(1954年) 『ティファニーで朝食を』(1961年)など |
受賞 | トニー賞(1954年) アカデミー賞(1954年) エミー賞(1993年) グラミー賞(1994年) |
オードリー・ヘップバーンはベルギー生まれのイギリス人俳優である。ハリウッド映画の黄金期(1930年代~1940年代)を中心に活躍し、エミー賞、トニー賞、アカデミー賞、グラミー賞の受賞経験を持つ。
チャーミングな笑顔と、エレガントな立ち振る舞いから「永遠の妖精」というキャッチフレーズでも知られ、没後30年が経過した現在(2023年時点)も、世界中にファンが多くいる。
オードリーヘップバーンの生い立ち
オードリーは1929年、ベルギーのブリュッセルにて、オランダ人の母と英国人の父の間に生まれた。
家庭の事情で5歳で渡英し、ロンドンの寄宿学校に入る。10歳で両親が離婚し、母方の祖父のいるオランダへ移住した。
オランダでは、6年間バレエの特訓を受け、バレリーナとして活動していた時期もある。もともとはプリマを目指していたようだが、バレリーナとしては比較的高身長であったことから、演技の道への転向を決めたといわれている。
10代の多感な時期を、第二次世界大戦下で過ごしたオードリー。終戦後にロンドンに移住し、映画やテレビの仕事を本格的に開始する。その後、撮影で訪れたフランスにて、作家のシドニー=ガブリエル・コレットに才能を見出され、ブロードウェイ上演作品『ジジ』の主役に抜擢された。
以降、『ローマの休日』のアン王女役をはじめ、数々の名作でヒロインを務めた。1970年代には日本のCMに出演したこともある。
演技力はもちろん、ファッションアイコンとしての存在感も大きく、オードリーがスクリーンのなかで身につけた衣装はファッション業界にも多大な影響を与えた。例えば『麗しのサブリナ』(1954年)で着用した細身のカプリパンツは「サブリナパンツ」と呼ばれ、世界で大旋風を巻き起こした。
晩年は、ユニセフ親善大使として各国を訪問し、慈善事業に尽力する。私生活では2回の結婚歴があり、2人の息子と1人の孫がいる。1993年1月20日、スイスの自宅で63年の生涯を閉じた。
オードリーヘップバーンの名言15選
オードリーヘップバーンが遺した美しい言葉を紐解いてみよう。ここでは、現代人が悩みがちなテーマを3つに分けて、厳選した15個の名言を紹介する。
オードリーヘップバーンの人間関係が楽になる一言5選
世界的な成功を収め、さまざまな人を見てきたオードリーだからこその「審美眼」が光る名言を紹介する。どのような縁を大切にすべきか、どのように人と付き合っていくべきか悩んだときに、ぜひ参考にしてほしい。
You just have to be lucky enough to find someone who appreciates you.
(何より、自分の存在を貴重に思ってくれる人を、探すこと。)
You can tell more about a person by what he says about others than you can by what others say about him.
(人の本性は、ほかの人がその人に対して言うことよりも、その人がほかの人たちについてどのように言っているのかで見分けることができる。)
I’m not the person who expects too much; as I see it, I’m the person who has nothing to do with hate and envy most among those I know.
(わたしはあまり多くを期待する人間ではないの。だからなのか、わたしはわたしが知る中で誰よりも恨みつらみと無縁の人間よ。)
The best thing to hold onto in life is each other.
(人生において、しっかり捕まえておきたい最高のものは「お互いの存在」。)
I love people who make me laugh. I honestly think it’s the thing I like most, to laugh. It cures a multitude of ills. It’s probably the most important thing in a person.
(わたしを笑わせてくれる人をわたしは大事にします。正直なところ、わたしは笑うことが何よりも好きなんだと思う。悩ましいことがたくさんあっても笑うことで救われる。それって、人間にとって一番大事なことじゃないかしら。)
オードリーヘップバーンの自己肯定に関する名言5選
自分の強みと弱みを受け入れ、バレリーナから俳優へと転身したオードリー。そんな彼女が遺した、愛とユーモア溢れる自己肯定の名言を紹介する。自分の背中をそっと押したいときに、ぜひ読み返してほしい。
There is more to sex appeal than just measurements.
(完璧なスリーサイズじゃなくたって、セックスアピールはできるのです。)
The greatest victory has been to be able to live with myself, to accept my shortcomings and those of others.
(わたしにとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、自分と他人の欠点を受け入れられるようになったことです。)
Why change? Everyone has his own style. When you have found it, you should stick to it.
(なぜ変わろうとするの? 皆それぞれのスタイルがあるんだから、自分のスタイルが見つけられたなら、それを変えようとする必要なんてないわ。)
I believe that happy girls are the prettiest girls.
(ハッピーな女性が一番きれいだって、私は信じています。)
Nothing is impossible, the word itself says ’I’m possible’!
(不可能なことなんてない。impossibleという言葉自体に、i’m possibleと書いてあるから!)
オードリーヘップバーンの人生を楽しむ一言5選
第二次世界大戦下で幼少期を過ごした後、トップスターへと上り詰め、晩年は慈善活動に尽力したオードリー。そんな波乱万丈な生涯を生きた、彼女の人生観が垣間見える名言を紹介する。ぜひ人生を楽しむヒントにしてほしい。
The beauty of a woman only grows with passing years.
(女性は、年を重ねるごとに美しさを増す生き物なのです。)
Success is like reaching an important birthday and finding you’re exactly the same.
(成功は誕生日みたいなもの。待ちに待った誕生日が来ても、あなたは何も変わらない。)
For attractive lips, speak words of kindness. For lovely eyes, seek out the good in people.
(美しい唇であるためには、優しい言葉を使いましょう。素敵な目であるためには、人々の良い部分を探しましょう。)
Make-up can only make you look pretty on the outside but it doesn’t help if you’re ugly on the inside. Unless you eat the make-up.
(メイクで外見を磨くことはできても、中身を磨くことはできません。メイクごと食べでもしない限りね。)
The most important thing is to enjoy your life – to be happy – it’s all that matters.
(何より大事なのは、自分の人生を楽しむこと。幸せを感じること、それで十分。)
オードリーヘップバーンの名言は色褪せない
オードリー・ヘップバーンは2023年1月20日に没後30年の節目を迎えた。しかし、彼女が遺した数々の名言は、今もなお色褪せることなく、世界中の人に生きる力を与え続けているようだ。
2020年には、オードリーの生涯と素顔に迫ったドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』(原題:Audrey)が公開。この作品には、オードリー本人のアーカイブ映像をはじめ、映画関係者や近親者らのインタビュー映像が収録されている。
オードリーの生き様や知られざる素顔についてさらに知りたい方は、ぜひチェックしてほしい。
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