あわや衝突、ニアミスしていた小惑星 接近も気づかず 都市消滅の危険

Vadim Sadovski / Shutterstock.com

♦︎軌道を変える「キネティック・インパクター」
 こうして小惑星は検出されるわけだが、実際に隕石となって地上に落下することが予測された場合、人類はどのような手を打てるのだろうか。フォーブス誌は、宇宙船またはロケットを目的の天体に衝突させてコースを逸らすというテクニックを紹介している。この手法は「キネティック・インパクター」と呼ばれており、NASAは死滅した惑星のコアと見られる小惑星「プシュケ」に対し、2026年に実践する計画だ。

 このほかSpace.comでは、複数の小型宇宙船から小惑星の一部に対してレーザービームを照射するという技法を伝えている。小惑星の表面の一部が溶出することでジェットエンジンのように推力が働き、軌道が逸れるという理論だ。

 より過激な手法としては、映画『アルマゲドン』さながら、小惑星を核爆弾で破壊することも考えられるだろう。しかし残念ながら、この手段はあまり現実的ではないようだ。ワシントン・ポスト紙の取材に対して専門家は、小惑星が放射能で汚染されることになる、と警告している。

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Text by 青葉やまと

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