鳩への餌やりで罰金最高8万円 イタリア旅行前に知っておきたい禁止事項
◆海辺での注意事項
スイスのニュースサイト『watson』によれば、イタリア旅行の際に高額な罰金を科せられないよう気をつけるべきことは数多くある。
イタリアに行く人が必ず一度は足を向けるであろう海辺も例外ではない。海の砂や石を持って帰るのは禁止されているし、場所によっては、砂を掘ったり、砂の城を作ったりするのも禁じられている。多くの海辺では喫煙も禁止されており、違反すれば罰金は最高で2000ユーロ(約32万円)となる。地域によっては、持参したサンドイッチなどを浜辺で食べることさえ禁じられている。
また、開放的なイメージがあるイタリアだが、案外そうとも言えず、浜辺以外を水着姿で歩くと罰金対象となる町も少なくない。ソレント近くのエボリなどでは、車の中でキスをすると500ユーロ(約8万円)の罰金のリスクを負うといった具合だ。
◆有名な観光地でも要注意
ベネチアでは鳩に餌をやることも禁止されており、違反すると最高500ユーロ(約8万円)の罰金を科せられることになる。サンマルコ広場などで、鳩に囲まれ「映える」写真を撮るつもりの人はくれぐれも注意が必要だ。
風光明媚なことで知られる観光地チンクエ・テッレでは、ビーチサンダルで歩くことが禁止されており、その罰金は最高で2500ユーロ(約40万円)に及ぶ。
その北方のリゾート地ポルトフィーノは2023年、観光客が集中する地域において「立ち止まることを禁止」する条例を発表した。違反すれば罰金は68~275ユーロ(約1万1000~4万4000円)で、昨年は春から秋にかけて施行された(Cnews)。