欧州でスリが最も多い国トップ5 何に気をつけるべきか?
◆見た目ではわからない スリのイメージに変化?
観光地が狙われる理由だが、クオートゾーンのCEOグレッグ・ウィルソン氏は、名所では人々は観光に夢中になるため、スリにとって財布や小銭を狙うのに好都合だと話す。エッフェル塔やトレビの泉のような観光スポットは、人混みのなかで目立たず移動できるため、特にスリに人気があるという。
スリには身なりの悪い軽犯罪者というイメージがあるが、旅行サイト『トラベル・オフ・パス』は、現在はそんな時代遅れなタイプばかりではないと指摘。人種や民族もさまざまで、観光客のような服装をした10代の白人女性までおり、事前に見破るのは難しいため、もし人混みの中を静かに移動していたり、過度に周りを観察していたりする集団に出くわしたら、距離を置くよう勧めている。
◆バックパックは狙われやすい? 旅行保険にも注意
ライフスタイル・サイト『ザ・マニュアル』は、スリを避けるためのポイントをあげている。
・貴重品を持ち込まない、身につけない
ジュエリーや高価な時計などはホテルの金庫に置いて行くべき。
・ファスナー付きの斜めがけできる、体にフィットしたバッグを身につける
バックパックでは、開けられたり抜き取られたりしたのが感じられない可能性がある。携帯電話を頻繁に取り出す人は、ファスナーを必ず最後まで閉めること。
・物の出しっ放しは初歩的なミス
バッグや携行品をテーブルや椅子の上に置きっ放しで離れないこと。
被害にあったときのため旅行保険に入るのも手だが、内容をよく吟味することが大切だとユーロニュースは述べる。保険会社は、旅行者に「合理的な注意」を払うことを求めており、盗まれた物が放置されていた場合は、盗難としての保険金請求を拒否する可能性があるということだ。
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