あなたの「常識」はそれほど一般的ではない 研究
一般的に「常識」と呼ばれるものは、誰もが同じように理解・認識しているはずだが、実は普遍的な常識などまったくなく、何を常識と感じるかは人によってかなり異なることが研究によって判明した。常識とは集団的というよりも、より個人的な視点によるものかもしれないと結論づけられている。
◆世間の常識とは? 研究者が調査
この研究は、ペンシルベニア大学の研究者、マーク・ホワイティング氏とダンカン・ワッツ氏が行った。目的は、人々が何を常識だと信じているのか、それがどの程度まで他者に共有されているのかを明らかにすることだった。
2人の研究者たちは、ニュースメディア、政治キャンペーン・メール、一般的なことわざなど、複数の情報源から抽出した4407の主張を集め、これらの主張がどの程度常識的であるかを2046人に評価してもらった。主張は、「三角形には3つの辺がある」というような事実に基づいたものから、「知覚が唯一の知識の源であり、知覚されないものは存在しない」という抽象的なものまで多岐にわたった。
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