スーパーマーケットの駐車場に捨てられていた6本足で生まれたスパニエルは、余分な足を手術で切除し、4本足となった。

　スパニエルは、2本の足先がついた余分な足が足ひれに似ていることから「リトル・マーメイド」の登場人物にちなんでアリエルと名付けられた。アリエルは、4本足での生活に慣れるため、動物病院の外の芝生を駆け抜けている。

　アリエルは18日にラングフォード・ベッツ小動物紹介病院で手術を受け、同院のヴィッキー・ブラック院長は「彼女はとても元気です」と語った。

　複数の先天異常を抱えるアリエルは、9月にウェールズのペンブローク中心部で発見された。グリーンエイカーズ・レスキューが保護し、手術のための費用を集めた。

　ブラックによれば、ブリストル大学の一部であるこの病院では6本足の犬を見たことはなく、このような手術は行ったことがなかった。

　「アリエルは難しい問題を抱えた小さな犬でした」とブラックさんは語る。「私たちは生涯学習に力を入れているセンターであり、新しいことを取り入れ、アリエルのようなペットを治療することに誇りを持っています」

　手術前に撮影された動画では、右後足から伸びた余分な足は役に立っていないようで、揺れる尻尾の横にぶら下がり、アリエルは少しぎこちなく歩いていた。

　退院する20日、アリエルは病院の外の芝生で鳥猟犬のように鼻を地面につけ、リードを引っ張った。ほかの犬と同じように。