姪のために貝殻を集めていた青年、危うく命を落とすことに
タコの一種であるヒョウモンダコは、恐ろしい毒性を秘めている。オーストラリアの18歳青年のヤコブ・エギントンさんは、幼い姪と訪れた西部パースのビーチで、ヒョウモンダコに噛まれた。姪に見せてあげようと拾い上げ、ポケットに入れた貝殻の中に入っていたようだ。噛まれたことにもしばらく気付かなかったという。
その後、足に噛み痕があると気づき、痛みはなかったが念のため救急車を呼んだという。だが、傷口から体内には、30分で死に至ることもある猛毒が侵入していた。計6時間に及ぶ治療の末、エギントンさんは一命を取り留めた。心電図をつけベッドに横たわる痛々しい姿が報じられている。
ヒョウモンダコは体長わずか10センチほどで見た目もかわいらしいが、その唾液は神経毒のテトロドトキシンを含む。日本の沿岸でも発見されており、油断して触ると命にかかわるため注意が必要だ。
◆「毒のある生物が多すぎる!」オーストラリアワイルドすぎる自然
事件を報じたニューヨーク・ポスト紙のコメント欄は、多様な野生生物で知られるオーストラリアの危険な一面について賑わった。
「彼が無事で良かった」
「オーストラリアには毒のある生物が多すぎる」
「オーストラリアの野生動物を知るたびに……行きたくなくなってしまう」
「ずっとオーストラリアに行きたかった。これを読むまでは」
「自分用メモ:オーストラリアのビーチでは絶対に泳がないこと」
「オーストラリアの人たちはどうやって生き抜いているんだろう?」
「ビーチはご免。ぜんぶタコにあげる」
楽しいビーチで命の危険が生じた、恐ろしい出来事となった。