どうして男性には親しい友人が少ないのか? 米で15%が「まったくいない」
◆男性同士の友情が誤解を受けることも
そのほかの原因として、男性同士が親密な友情を持った場合、同性愛の関係と誤解されがちなことも影響しているようだ。シレオ博士はCNNに対し、「男性の絆は性的なものである、または自ずとそうなりがちである、というような固定観念は正確ではないですが、一部の男性が深い友人関係を持つのをためらう理由の一端を説明するものです」と述べている。もちろん同性愛が問題ではないが、多くの人は自身が同性愛者だと誤解されないよう、無意識に一定の距離を置いているのかもしれない。
では、親しい友人を作りたい人々にとって、どのような手段があるのだろうか。ニューヨーク・タイムズ紙は、男性の友情は1対1よりもグループの方が育みやすい傾向にあると紹介している。さほど親しくない知人であっても複数に声をかけ、スポーツ観戦やランチなどにグループで出かけることで道が開けやすいという。
あくまで一般論ではあるが、男性の場合は少数の親友を作ろうとするよりも、大人数で楽しめる仲間を目指した方が成功しやすいようだ。
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