イタリアでは1月に老婆が!? 多様な世界の「サンタクロース」集合!
◆ドイツ
最初は宗教改革者のマルティン・ルターが、「クリストキント」という金髪で天使の羽根をつけた子供を登場させ、クリスマスにプレゼントを届ける役割を持たせた。
The Christkindl is the traditional bearer of gifts on Xmas Eve in Germany. This marks a change from St. Nicholas bringing gifts on Dec 6. Martin Luther wanted to make a connection between receiving good things (gifts) with God/Jesus *and* as a reaction against Catholic saints. pic.twitter.com/86QmteULLX
— UCM Modern Languages (@ucmmodlang) December 13, 2022
しかし現在は「ヴァイナハツマン」と呼ばれるサンタが、その仕事を担っている。ドイツではこの時期になるとクリスマスマーケットが開かれ、訪れる人で賑わう。今年はマーケットのイベントで、空飛ぶ「ヴァイナハツマン」も見られた。
@whoisperfect weil so viele gefragt haben ??? den Weihnachtsmann könnt ihr auf dem Weihnachtsmarkt in Kassel auf dem Friedrichsplatz immer um 17 und 19 Uhr sehen..
◆フランス
「ペール・ノエル」と呼ばれ、「ファーザー・クリスマス」同様、毛皮のついたマントと頭巾をつけている。しかしフランス東部の一部やスイスでは、ロバを連れた「タント・アリー」がプレゼントを運んでくることになっているという。
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◆スペイン
サンタに該当する存在はなく、4世紀から続く伝統で、「メルキオール」「バルタザール」「カスパール」という聖書に登場する賢者3人組がプレゼントを持って来る。ただしプレゼントが届くのは、賢者がイエスに贈り物を届けたとされる1月6日と遅め。この伝統はローマ帝国時代に始まり、植民地化の際に南米にも広がった。
The 3 wise kings Caspar, Melchior and Balthasar are shown on their journey to Bethlehem. https://t.co/PrQ5RUwH9E pic.twitter.com/l0vBwzAjBl
— Getty (@GettyMuseum) December 24, 2015