オオスズメバチ上陸にアメリカ人戦慄 専門家「日本人らは共存」、落ち着くよう助言

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春先の現在は、ちょうどスズメバチが巣を作り始める時季だ。ロサンゼルス・タイムズ紙(5月8日)は、4月から9月に向けて繁殖の準備を整えると紹介している。卵を産みつけ土地に定着する前に一掃するには、現時点での対応が求められる。現地ではオレンジジュースをエサにした罠を仕掛けるなど、対応に躍起だ。

♦︎アジアを見習い冷静に
しかしアメリカで動揺が広がるにつれ、冷静な行動を呼びかけるメッセージも目立つようになってきた。AP通信の別記事(5月8日)は、あなた自身が養蜂家であるか、または捕食対象であるミツバチでもない限り、落ち着いて欲しい、と呼びかける昆虫の専門家らの声を伝えている。

1970年代、アフリカ種のミツバチが外来種として確認された際には「殺人ミツバチ」として恐れられたが、今回の騒動はそれを想起させるという。当該種はテキサスおよび南西部に拡散したが、今日ではさほど脅威とはみなされていない。

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Text by 青葉やまと