健康に暮らせる国ランキング、日本2位 コロナとの闘いで有利か 英調査

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 ロンドンの投資会社が毎年発表している統計において、日本は健康の項目で167ヶ国中2位となった。調査結果を報じる英BBCは、このように日本に充実した医療基盤があるため、コロナの封じ込めに比較的成功しているのではないかと見ている。

♦︎シンガポールに次ぐ2位
 ランキングはロンドンの投資会社が発表する「レガタム繁栄指数」に基づくものだ。同指数は、経済的および社会的繁栄に関する各国の政策と現状を評価するもので、世界167の国と地域を12の指標に関して分析している。うち健康の項目に関し、日本のスコアがシンガポールに次ぐ世界2位となった。世界トップ10は以下のようになっている(かっこ内はスコア)。

 1位:シンガポール(86.63)
 2位:日本(86.25)
 3位:スイス(84.16)
 3位:韓国(84.16)
 5位:ノルウェー(83.37)
 6位:香港(83.10)
 7位:アイスランド(82.82)
 8位:デンマーク(82.76)
 9位:オランダ(82.62)
 10位:オーストリア(82.51)

 指数を発表したレガタム社は80以上の情報源から294の指標を収集し、上記の健康に関する指数を含む12の指標にまとめている。同社の説明によると、GDPなどマクロ経済に依存した従来の指標と異なり、経済と社会福祉の両方の状況を反映した評価となる。各国がどの分野で成功しているかを知る新たな手法になると同社は述べている。

Text by 青葉やまと