コロナ下の安全な国ランキング、日本9位 海外調査
新型コロナウイルスへの対応をめぐり国内で活発な議論が交わされているが、日本のこれまでの動きは海外諸国と比較して優れていると言えるのだろうか? 海外ベンチャーキャピタルが発表したコロナに対する安全性評価ランキングにおいて、日本は世界9位と健闘していることがわかった。
♦︎日本、150ヶ国中9位
ランキングは香港のベンチャーキャピタルであるディープ・ナレッジ・グループ(以下DKG)が発表しているもので、随時更新されている(本稿では現時点で最新となる4月12日版のデータを参照)。それによるとコロナの脅威に対して世界で最も安全な国はイスラエルであり、以下ドイツ、韓国と続く。日本も9位と上位につけた。DKGは40位までのランキングを発表しているが、被害が深刻なイタリア、スペイン、アメリカはランク外となっている。
1位:イスラエル
2位:ドイツ
3位:韓国
4位:オーストラリア
5位:中国
6位:ニュージーランド
7位:台湾
8位:シンガポール
9位:日本
10位:香港
DKGは集計にあたり、世界保健機関(WHO)、米ジョンズ・ホプキンス大学、米疾病予防管理センター(CDC)などが公表するデータを取り込んだとしている。70以上のデータ項目を独自の分析手法にかけ、150以上の国と地域について安全性スコアを導き出した。評価軸として「隔離の効率性」「モニタリングと検出」「政府の対応の効率性」「緊急治療の準備状況」の4つの大分類を設け、それぞれを複数の評価項目により構成している。たとえば「隔離の効率性」は、「隔離の規模」「違反への処罰」「隔離対象者への経済支援」などの項目から評価される。
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