増える韓国籍離脱者、10年で22万人超 兵役逃れの手段にも

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◆深刻化する韓国人による韓国離れ
 このような背景もあってか韓国籍離脱者は増え続けている。韓国のIOM移民政策研究所によれば、韓国籍を離脱した人は過去10年間で22万人を突破。2016年は過去最高となる3万6404人におよんだ。新たな国籍取得先は米国が最も多く約9万5000人。次いで日本(約5万9000人)、カナダ(約3万3000人)が人気だという。一方、同期間で韓国籍を再取得した人は約2万3000人にとどまるため(韓国SNSニュースメディア『インサイト』、2017年11月7日)、少子高齢化が深刻化する韓国で今後も人口減少が進行する一因と考えられている。

 このほか、国内出国者数も急増している。韓国経済新聞(電子版、12月24日)によれば、2016年に海外旅行などで韓国を出国した人の数は前年より400万人増加して2600万人を突破。韓国の人口が約5120万人なので総人口に占める出国者比率は50%を超える。同紙はこれを世界最高としている。

 一部調査によれば成人男女10人のうち9人が「機会があれば韓国を去りたい」とまで考えていることが分かった(インサイト)。

 深刻化している韓国人の韓国離れ。もちろん徴兵制度がその主因であるわけではないが、韓国社会が抱える課題の一因と見ることができるようだ。

Text by 古久澤直樹

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