Facebookが新米ママの心を不安にさせる理由とは
◆面と向かってお茶をする方が有意義かもしれない
そうなると、母親はFacebookやSNSをやらないほうがいいのか?いや、必ずしもそうではない。
私に限らず多くの研究でSNSの危険性が強調されているが、逆にSNSによって家族や友人関係が維持、強化できるので母親には有益だとする研究もある。そして、私自身の研究では、Facebookの「友達」のうち家族や親戚が占める割合が多い母親のほうが、子育ての満足度が高いという結果が出ている。
しかし、私は母親自身がFacebookの利用動機、そしてFacebook活動にどう反応しているのか、を自分で注意深く考慮する必要があると考える。自分が、投稿画像の「いいね!」にこだわりすぎていると感じたなら、Facebookの通知をオフにして、一日のログオン回数を制限することを考えるべきだ。
もしくは、Facebookに時間を費やすことで気持ちが落ち込むなら、Facebookから数週間または数か月間 「休憩」をとり、遠方に暮らす友人に電話をかけたり、地元の友人と直接会ってお茶したりするように切り替えるのも良いだろう。
Facebookや他のSNSを利用する子育て世代が育児の自慢話だけでなく、その大変さについてもシェアすることで、状況は好転するかもしれない。また、完璧でなくてもありのまま輝く自分自身を表現する母親たちを批判するのではなく、支援することもまた力になるだろう。
This article was originally published on The Conversation. Read the original article.
Translated by isshi via Conyac
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