毎日食べている? 腸内を汚す食品、整えてくれる食品
◆要注意食品5:無意識に取り込む抗生物質
食べ物を通じて、知らないうちに抗生物質を摂取していることがある。たとえば畜肉用として育てている家畜に対し、感染症の治療や栄養素の補給などを目的として、抗菌性物質を混ぜた飼料を与えることがある。こうして牛・豚・鶏などが摂取した抗菌性物質は、畜肉を通じて私たちの身体に入ってくることになる。
抗生物質は善玉菌・悪玉菌を区別することなくすべてを攻撃するため、腸内に棲むビフィズス菌や乳酸菌などの有益なバクテリアを減少させてしまう。この変化は基本的には短期的なものだが、ある研究では最大4週間が経ったあとでも完全には元のレベルに戻らず、長期的な影響が残ることが確認されている。また、肉などを通じて抗生物質を継続的に摂取する場合、耐性を持った細菌の出現も懸念されるところだ。