毎日食べている? 腸内を汚す食品、整えてくれる食品
◆要注意食品3:人工甘味料
少ないカロリーで甘味を得られる人工甘味料はダイエットの強い味方だ。低カロリーで甘味のある飲料のラベル表示を確認すると、アスパルテームやサッカリン、スクラロースなどの成分が並ぶ。こうした人工甘味料が腸内バクテリアに与える影響はまだ研究途上であり、はっきりとした関係がわかっていない。
それでも一部の研究は、ダイエット系炭酸飲料に含まれる人工甘味料が、腸壁に付着している細菌の集団である腸内フローラの構成に悪影響を与える可能性を示唆している。腸内フローラが大きなダメージを受けた場合、一例として、食後に上昇した血糖値が時間を経ても下がりにくくなる「ブドウ糖不耐性」という代謝異常を引き起こすことがある。また、人工甘味料を別にしても炭酸自体が決して腸に良いとはいえず、お腹の膨満感や刺激による腹痛を招く原因になりかねない。