マツダが1位、トヨタは初の首位陥落 最も信頼できる自動車メーカー、米誌
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日本車ブランドの威光は、アメリカ市場においてもいまだ衰えを知らないようだ。コンシューマー・レポート誌(以下「CR誌」)が11月19日に発表したブランド別・自動車の信頼度ランキングにおいて、1位から3位までをマツダとトヨタ系ブランドが独占した。マツダの首位獲得は初で、トヨタの陥落は調査開始以来初となる。
◆10位までのランキングは
CR誌が発表したランキングは以下の通り。3位までを日本勢が独占し、4位にはGMの中級ブランドであるビュイックが食い込んでいる。順位はCR誌が100点満点で評価した予測信頼性スコア(詳細後述)に基づくもので、その数値をカッコ内に併記した。
1位:マツダ(83)
2位:トヨタ(74)
3位:レクサス(71)
4位:ビュイック(70)
5位:ホンダ(63)
6位:ヒュンダイ(62)
7位:ラム(58)
8位:スバル(57)
9位:ポルシェ(55)
10位:ダッジ(54)
10位圏外からおもなブランドを抜粋すると、12位:BMW(52)、13位:日産(51)、14位:アウディ(46)、20位:メルセデス・ベンツ(40)、22位:フォード(38)、24位:フォルクスワーゲン(36)、25位:テスラ(29)、そして最下位は26位のリンカーン(8)となっている。トヨタがレクサスを上回り、また、最下位がGMの高級ブランドであるリンカーンとなるなど、価格帯と品質スコアが必ずしも比例していないのが興味深い。
スコアはCR誌が独自にモデルごとの「予測信頼性」を算出し、それをブランドごとに平均化したものだ。予測信頼性とは、各モデルの2021年型に期待できる品質を、過去の類似モデルの不具合実績をもとに予測したものだ。過去12ヶ月間に30万人以上のオーナーから寄せられた不具合レポートをもとに、新型に期待できる信頼性スコアを求めている。さらに結果をブランド別に集計し、モデル間の平均値を当該ブランドの信頼性スコアとした。